家族

母がうがいをうまくできなくなってきました。口の中を清潔に保ちたいのですが、どんな用品があるのか、どれを選べばいいのか分かりません。

編集部

うがいが難しくなっても、口の中のケアを続ける方法はいくつかあります。身近な用品から専門職の訪問、水を使う量を抑える口腔洗浄器まで、費用・手間・向き不向きを並べて比べます。選択肢の一つとして、オーラバブルも紹介します。

先に結論

  • まずは、スポンジブラシやガーゼで拭う方法から始める。費用が小さく、今日から試せる
  • むせやすい、飲み込みに不安があるときは、用品を選ぶ前に、歯科医師・歯科衛生士・訪問看護師に相談する
  • 口腔洗浄器は費用が大きい。使う場面と本人の状態を専門職に確認してから検討する
  • 介護保険や自治体の給付の対象になるかは、購入前に窓口で確認する

うがいが難しいときのケアの選択肢

方法費用の目安準備の手間向いている場面注意点
スポンジブラシ・ガーゼで拭う商品による(少額)小さいうがいができない、まず試したい汚れを回収しきれないことがある。体位に注意(基本の手順)
口腔ケア用ジェルで保湿して拭く商品による小さい口が乾く、水を使うのが不安使い方は専門職に確認する
歯科医師・歯科衛生士の訪問医療保険・介護保険の自己負担(状況による)小さい(日程調整)通院が難しい、やり方に自信がない利用はケアマネジャーやかかりつけ歯科に相談する
口腔洗浄器機器による(下で一例)中(設置と洗浄)水の使用を抑えたい、歯みがきを嫌がる費用が大きい。誤嚥のリスクが高い方は専門職の判断が先
家族

道具を買う前に、やっておくことはありますか。

編集部

口を開けてくれない、噛んでしまうなどの困りごとがあれば、原因や工夫を先に確認すると、用品選びが楽になります。(口を開けてくれないとき / 歯ブラシを噛んでしまうとき)

口腔洗浄器の例: オーラバブル

以下は、2026年10月10日に確認した販売元の公式サイトの記載です。仕様や価格は変わることがあるため、購入前に公式サイトで確認してください。

項目公式サイトの記載
仕組みマウスピース型の口腔洗浄器。泡(ファインバブル)と水で口の中を洗浄するとしている。給水より排水の圧力を高くした設計で、口の中に水が溜まりにくいとしている
使い方専用のマウスピースを、1分間軽くくわえてもらう。指や歯ブラシを口に入れる必要はないとしている
設置シャワー設置セットはシャワーホースに接続し、工事不要で所要時間は約5分。洗面台設置セットは水道の配管工事が必要で、主に法人向け。ポータブル式は水道不要で、バケツ型の給水ユニットに水または40℃以下のぬるま湯を入れる
電源ポータブル式は充電式(内蔵バッテリー)。ほかのセットの電源は、販売ページに記載なし
価格(税込)シャワー設置セット110,000円/ポータブル式139,700円/洗面台設置セット112,200円/専用マウスピース3,300円(1年程度での交換を推奨)
使う水の量記載なし
介護保険・自治体の給付個人向けの給付の可否は記載なし。福祉用具情報システム(TAIS)のコードを取得との記載がある
家族

「むせにくい」「誤嚥のリスクを軽減できる」と書いてあると聞きました。

編集部

販売元のサイトには、うがいが難しい方でもむせにくい、誤嚥のリスクを軽減できるといった記載があります。ただし、効果を裏づける臨床試験や研究の出典は、サイト上で確認できませんでした。このページでは、効果があるとは言えません。TAISコードの取得も、製品が福祉用具の情報システムに登録されているという意味で、介護保険や補助金の対象であることを示すものではありません。

合わない場合・確認しておくこと

  • 飲み込む力が弱い、むせが増えた、痰がからむ音が変わったときは、機器を使う前に、歯科医師・言語聴覚士・訪問看護師に相談する
  • 費用が大きい(セットで11万円台から)。スポンジブラシなどで足りている場合は、急いで買う必要はない
  • マウスピースは消耗品で、1年程度での交換が推奨されている
  • 洗面台設置セットは配管工事が必要で、個人の設置は非推奨とされている
  • 介護保険・自治体の給付の可否は、販売元に記載がない。窓口で確認する

運営者より

私の母が高齢になったとき、もっと早くから口腔ケアを気にしてあげていれば、食事をもっと楽しめたのではないか、と思うことがあります。こうした選択肢があることを知って、関心を持ちました。ただ、母に使ったわけではなく、これは私の感想です。合うかどうかは、本人の状態やご家庭の状況によって変わります。

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オーラバブル

オーラバブル

マウスピース型の口腔洗浄器です。無料のガイドブック請求もできます。価格や設置条件を確認してから検討したい方はこちらからどうぞ。

公式サイトでガイドブック・詳細を見る

どう選ぶか: 場面別の目安

状況先に考えること
うがいができず、口が汚れてきたスポンジブラシ・ガーゼから始める(手順)
寝たきりで、手順に自信がない歯科衛生士・訪問看護師に見てもらう(寝たきりの口腔ケア)
口を開けてくれない・噛む原因と工夫を確認する(口を開けないとき)
むせる、飲み込みが心配用品より先に、専門職に相談する
毎日のケアの負担が大きい訪問歯科の利用や、洗浄器の検討。費用と給付の可否を先に確認する

どこに相談すればいい?

編集部

口の中の状態や飲み込みの力は、歯科医師・歯科衛生士・訪問看護師が確認できます。訪問歯科や用品の費用はケアマネジャーに、自治体の給付は市区町村の窓口に聞けます。

相談時にそのまま使える質問メモ

  1. 今の飲み込みの状態で、水を使う口腔ケアはどこまで安全ですか?
  2. スポンジブラシやジェルの使い方を、一度見てもらえますか?
  3. 訪問歯科や歯科衛生士に来てもらうことはできますか?
  4. 口腔洗浄器のような機器を使っても問題ないでしょうか?
  5. 機器の購入に、自治体の給付などは使えますか?

まとめ

状況選択肢窓口注意点
うがいができないスポンジブラシ・ガーゼ・ジェル歯科衛生士・訪問看護師体位に注意
手順に不安訪問歯科・歯科衛生士ケアマネジャー・かかりつけ歯科費用は保険の種類による
水の使用を抑えたい口腔洗浄器専門職、市区町村の窓口11万円台から。給付の可否は要確認。効果の出典は未確認
むせ・痰がらみが増えた先に相談かかりつけ医・歯科医師自己判断で用品を足さない

出典・参考